発議第1号

「篠山市議会議員定数条例の一部を改正する条例」 提案説明

 

 議席番号1番、森本富夫でございます。ただ今議題となりました、発議第1号、「篠山市議会、議員定数条例の一部を改正する条例」の制定に関し、議会運営委員会を代表して、提案理由の説明をさせていただきます。

 本条例は、篠山市議会議員定数条例を改正し、現在20人の議員定数を18人に改めようとするものであります。

 本市議会の定数は、平成11年に4町が合併し篠山市が発足した時点では、合併特例の適用を受け58人でスタート致しました。

それ以後、平成12年4月には26人、平成16年には22人、そして平成204月からは20人と改め、現在に至っています。

 削減の理由としては、平成12年のときは合併特例の廃止、平成16年では財政的な観点、そして平成20年においては、国の三位一体改革等の影響により、大変厳しい状況に陥った本市の財政状況を受け、「市民の声を聞くことが負託に応えることであり、財政再建には議会も痛みを分かち合うべき」と、提案理由にあります。

過去の定数削減に当たっても、議員の少数精鋭、そして本市財政状況健全化への先輩議員の熱い思いが、感じ取れるところであります。

 平成20年4月の改選により、13名の新しい皆様を迎えた篠山市議会では、分権時代に対応できる議会、そして議員のあり方を検討するため、議会運営委員会の中に任意の「議会のあり方研究会」を設置し、議会の活性化に向けた取り組みを調査・研究してまいりました。

全員協議会等、会議の原則公開や、一般質問における一問一答の導入、土日議会の開催等、出来ることから実践を重ねてきました。そして、これらの議会改革と合わせ、市民の負託に応えられる議員定数についても、調査・研究を積極的に行なってきたところであります。

本市議会の定数を検討するにあたっては、篠山再生計画のもと、健全な財政運営に対する一定の配慮が必要ある。かつ地域主権時代を担う機会運営を行なっていくために、「住民の声をより反映した市政運営」等、目指すべき議会のあり方に向けた役割を、果たしていく責任があることから、これらの役割を果たしていける議会機能の維持・強化をセットに、検討を重ねました。

具体的には、役割を果たすための必要な議員数や、常任委員会数等の体制整備の検討と、議会の権能強化や、議員の資質向上に向けた調査・研究を行なうとともに、議会改革で先進的な取り組みを行なっている京丹後市議会や、法定定数よりも大幅に定数削減している相生市議会や加西市議会を視察し、意見交換を行なってきました。

上述の視察研修等も踏まえ、あり方研究会では、議会や議員による政策提言や、チェック機能を果たせる適正数等について、各会派からの意見を取りまとめ結果、それぞれの意見がありましたが、

財政再建(再生計画の着実な実行)への貢献

行政組織改革等を含め、世相として削減の方向が期待されていること

議員の資質向上及び議会の機能強化を伴う少数精鋭体制

以上の視点から、議員定数削減で総意がまとまりました。

また、定数を減らすことが議会の機能低下に繋がっては、市民の負託に応える議会として本末転倒である。今後、地方分権と地域主権が進むことに伴い、増大する行政執行の適正さ及び有効性を評価し、監視・統制することを、十分に考慮した議員定数であるべきとの認識も一致いたしました。

あり方研究会からの提案を受けた議会運営委員会において、各会派からの提案による定数の具体的な議論を重ねるなか、委員長から、来季に向けて2常任委員会制を研究することを前提とし、18人との数字を提示致しました。

私が常にお願いしております全員一致での提案に向け、委員の皆様は献身的なご努力をいただきましたが、定数を18人に改正することには、残念ながら全員の同意は得られませんでした。しかしながら、議会運営委員会として提案することには、全員の同意をいただき、本日の定数条例の一部を改正する条例の提案に至ったところであります。

今回、協議し提案しました議員定数については、来期の議員がしっかりと議会運営できる定数を、常任委員会数も含め考えておく必要があります。

また、行政運営に対するマネジメントとしては、財政再建という課題があります。今期は議会費において賞与の50%カットで再生計画が出来ていますが、私たちは来期の議員に対して議員活動の条件を整えてあげる責任があります。議員数を減らして再生計画にあうのが2名削減であり、来期の議員が議員活動に専念できる状況で引き継ぐべきと考えます。

議員定数を18人に改正することは、来期の議員が本市財政状況の中で、議会や議員の役割を十分に果たしていただけるよう責任を持って引き継いでいくこととあわせ、2常任委員会制を研究していくことを担保すること、そして議員1人1人が自己研鑽に励み更なる少数精鋭に挑む覚悟を、市民に示すものであります。

今回の定数改正の提案は、他市のような市民の厳しい声を聞いての提案ではありません。私たち議員自らが篠山市議会の定数はいかにあるべきかを、慎重に・十分に協議した結果であり、このことは大いに誇れることであり、後世に残るものと考えます。

議員各位におかれましては、市民の負託に応えうる篠山市議会全員の、ご賛同を賜わりますようお願い申し上げ、提案理由の説明と致します。