平成293月定例議会 会派代表質問

青藍会 会長  森 本 富 夫

 

 議席番号13番、森本でございます。

議長のお許しを得まして、会派青藍会を代表し、通告に基づき市長の平成29年度施政方針を中心に、市長にご質問とご提言を申し上げ

取組みに対するお考えをお伺い致します。

 

まず質問事項1 「空き家等の活用について」であります

 

私をはじめ、多くの議員が一般質問等において指摘するとともに、少子化・定住促進対策特別委員会の提言においても課題とするなど、長年の懸案であった「篠山市空き家等対策計画」が、平成293月末までに策定されようとしています。具体的な取り組みは多岐にわたり非常に積極的であり、空き家等の改修に要する金融商品の開発まで言及されている。

また篠山に求められている、農ある暮らし実現のため「農地付き空き家の創設」を実施するとあります。

両政策の実施が、急激に増えている空き家の活用として、農の都

篠山への移住・定住の拡大につながる事を、大いに期待するものであり、平成29年度のどの時期に、どのように動きだすのかを伺います。

また、実施される両政策は専門的知識が必要であり、物件の掘り起こしや権利関係の整理、都市部への情報発信と営業活動、そして移住後の地元調整や支援までが出来てこそ、篠山へ移住希望の皆様を呼ぶことが出来ると考えます。

地区の定住アドバイザーに、簡単に出来るものではありません。

ましてや職員が片手間で出来るものではなく、今の篠山暮らし案内所でも難しいと思われます。

成果を出すには、司令塔として事業を統括する専任部署と専任職員が必要であると考えますが、市長のお考えをお伺い致します。

  

続きまして質問事項2

「農都創造・農都創造計画について」であります。

 

 農の都である篠山市の基幹産業は農業であり、多くの交流人口を生み出すのも、農の営みによる食や景観・文化であります。私たちは先人からの素晴らしい財産を絶やすこと無く、次の世代に引き継ぐ責任と覚悟が必要であり、農都創造に向け、更なる積極的な取り組みを期待し、次の事項について市長のお考えをお伺い致します。

 

国の米政策見直しへの対応

これまで40年以上にわたり続けられてきた米の生産調整が、平成30年産作付けから見直され、国から示されてきた生産数量目標の配分が無くなるとともに、米の直接支払交付金(7,500/10a)が廃止されます。

国の農業施策に翻弄されながらも、今日まで農地・農業を守り続けてきた私たち農業者でありますが、今回の一連の改革は、大きすぎる農業施策の改革と感じています。

農業者が、自らの責任で農業を経営していく好機となることを期待しますが、私をはじめ多くの農業者は大きな不安を感じ、混乱も生じるのではないかと心配を致します。

・平成30年以降の篠山産米の生産及び需要の見通しを、どのように考えておられるのか。

・平成29年の転作面積44.3%により生産されている黒大豆等の特産物を、どの程度維持していくお考えなのか。

「細部にわたる国の制度見直しの状況が判明しない」とのことではありますが、それだからこそ流通を担う農協等と協議を重ね、篠山農業のあるべき姿の構築を目指し、早急に平成30年以降の篠山市独自の転作制度づくりが必要と考えます。

篠山米・丹波黒大豆、ともに篠山ブランドとしての量の確保が必要であり、作付けに対するしっかりとした指導・誘導が必要ではないかと考えます。

 

環境創造型農業・農村の推進

平成28年度を推進元年として始めたこの取り組みの、長期的な展望に期待を致します。

1月に開催された農業振興大会の宇根豊氏の講演に対し、多くの参加者は共感していただけたと思われますが「よく分かったが、わしには無理だ。ようせん」との話を、多くの方から聞き、実践にはなかなか結びつかないように感じております。

減農薬、減化学肥料による栽培を実践し、更なる丹波篠山米ブランドの向上や、安心安全の特産物への取り組む成果として、流通価格の向上による農家所得の向上が欠かせないと考えます。そのためには、「特別栽培米」としての位置づけや「認証制度」の導入を提案いたします。

 会派で視察をおこないました先進地、豊岡市のコウノトリを育む米、佐渡市のトキと暮らす郷米においては、行政と農協とで販売戦略をたて、営業チームを作り、大手量販店等に積極的な販売活動に取り組んでおられます。平成29年度、丹波篠山コシヒカリ宣言を予定されておられますが、農協との連携は取れているのか、宣言を受けての販売戦略をどのように考えておられるのでしょうか。

 

農地の保全

篠山市における農業振興地域の農用地3,466haは、耕作条件もよく篠山市の美しい景観にも寄与しており、優良農地として確保と活用に努め、後世に引き継いでいただくものであります。

しかしながら、市内には、農業振興地域と思われる農用地においても、耕作放棄田と思われる農地が散見されます。景観上また農業振興の面においても、空き家対策と同じく行政による対応が必要ではないでしょうか。

また、農業振興地域以外の山裾や谷間、そして何らかの理由にて、土地改良による区画整理が出来ていない狭小な農地の管理が出来なくなってきています。

湿田が多く、進入路が確保されていないため、受委託などは考えられない農地であり、山に返りつつある農地もあります。現在、取り組みを進めている「人・農地プラン」策定においても、大きな課題となっております。

施政方針においても、その様な農地の活用策を検討します。とありますが、モデル地区を設定し、早急な対応に取り組むべきと考える

とともに、残すべき農地と非農地化を認める農地の区分分けが、必要ではないでしょうか。

 

認定農業者の育成と支援

 本年2月に、会派青藍会と認定農業者連絡協議会の皆様との意見交換会を開催しました。多くの皆様にお集まりいただき、行政・議会に寄せる熱い思いを感じることが出来ました。

まず驚いたことは、皆様がとても若くて元気であること。そしてしっかりとした経営に努められ、販路確保も含めた将来展望をお持ちであること。

そして篠山市及び関係自治会が抱える農業問題に対し、どのように関われるか、どのように解決できるか、そして認定農業者が果たすべき役割について、正面から真摯に討議し考えておられることに、

感謝したところであります。

 篠山市の農地の14%、約600haを認定農業者が担い手として活用いただき守っていただいています。集落営農組織による農地保全が理想ではありますが、思うように進まない中、更に進むと思われる

農業従事者の高齢化や担い手不足に対応出来るのは、認定農業者

のみであります。新たな認定農業者の育成を含め、積極的な支援を求めるものであります。

また、意見交換会で求められたことのうち、

・農業機械の有効活用と作業の効率化につながる「人・農地プラン」策定を積極的に進めていただきたい。

・「人・農地プラン」関係や、地方創生関連にて出される国の農林業

施策の情報の迅速な収集と伝達、そして積極的な取り組み対応をいただきたい。

・各自治会また農業者の皆様に、認定農業者に対する理解と協力をお願いしたい。

以上のことは、農政改革の中、農都篠山の農業を守っていく上でも必要なことであり、会派青藍会としても強く求めるものであります。

 

 以上、会派青藍会を代表して、この場での一般質問と致します。