平成28年6月議会一般質問

 

 

議席番号13番、森本でございます。

議長のお許しを得まして、通告に基づき市長並びに教育長にご提言申し上げ、お取組みに対するお考えをお伺い致します。

 

 

まず質問事項1 「熊本地震に学ぶこと」についてであります。

 

平成28年4月14日以降、熊本県と大分県では、大地震が何度も発生し、多くの方々がお亡くなりになりました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。また家屋をはじめとする構造物も大きな被害を受け、いまだに避難生活を余儀なくされている方々が多数いらっしゃいます。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 日本各地で起こる大地震、近い将来に起こり得る南海トラフ巨大地震を始め、篠山においてもけっして例外ではないと思われます。

「この地域に地震が来るなんか、誰も思うとらんかった。」被害がもっとも大きかった熊本県益城町で、全壊の木造住宅から救出された方が述べられています。篠山市においても、今も多くの市民の方々が、大きな地震が来るとは思っておられません。

今回の熊本地震を教訓に、大きな地震は必ずくる。私達は常に地震に対する危機感を持ち、地震災害に備え、自助・互助・公助の役割分担の確立に努める必要があると考えます。そのことを前提に次の点について、市長・教育長のお考えをお伺い致します。

 

篠山市で想定される地震予想の情報収集と広報活動

今回最初に地震があった熊本の日奈久断層帯と、本震があった布田川断層帯、政府の地震調査研究推進本部の長期評価では、マグニチュード7程度の地震が30年以内に起こる確率は最大0.9%でした。

篠山でマグニチュード7以上の大地震を発生させ、またもっとも大きな被害を及ぼすであろうと想定させる御所谷断層の地震発生確率は、最大で3%となっています。御所谷断層地震は必ず来る。常に最新の情報を収集し、市民に広く伝達すべきと考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか。

 

木造住宅の耐震化への取組み

今回の熊本地震の被害状況を見ると、阪神・淡路大震災と同じように、多くの木造建築物が損壊し、つぶれた家の下敷きになり貴い人命が失われました。

篠山市においても、御所谷断層の地震発生による震度7程度の地震が発生した場合、30〜40%程度の建築物が倒壊することが想定されており、住宅の耐震化に努めることは急務であり、耐震化に努めることにより人命・財産を守る効果が上げられます。

耐震化工事は高額の費用や後継者の有無等により、いっきには進められませんが、地震は必ず来るとの認識のなか、自分の住んでいる住宅の耐震性を知ることは、自分の命を守るうえでも重要であると考えます。

市も推奨いただき、6月の広報に「簡易耐震診断を受けましょう」と、お知らせいただいております住宅の簡易耐震診断を、更に積極的に普及・推進を進めていく必要があり、耐震工事化に継いでいくことを求めますが、市長はどのようにお考えでしょうか。

 

市指定避難所の新たな確保と、安全性や機能の充実について

熊本地震においては、多くの建物の損壊と住宅倒壊への懸念、安全性への不安から、避難生活を送る人の数が膨らみ、各自治体の地震被害想定避難者数を大きく上回り、避難スペースや物資、対応に当たる人材不足により混乱したとあります。

篠山市における市指定避難所は、市立小・中学校を優先し、その後に公共施設等を指定し市が開設するとありますが、現在の指定避難所の収容人員はどの程度の想定なのか、また地震などの広範囲の被害時には、避難期間が長期間となるうえ避難所が足りなくなる事態を考えられます。新たな市指定避難所の確保に努めるべきと考えますが、対応について伺います。

優先的な避難所の小・中学校体育館等の耐震化は終り、今年度、天床の耐震化が行われようとしています。熊本地震において、体育館等が避難所として使えなかった施設が何ヶ所かあると報道されました。その主な原因は、耐震化工事で天井は落ちなかったが、窓ガラスの破損や照明器具の落下、又内壁の崩落等で避難所として使えなかったとのこと。耐震化工事が始まる小・中学校の非構造物の耐震についての点検は出来ているのか、出来ていなければ今後の対応について教育長に伺います。

また避難所における設備及び資機材の整備の拡充は進んでいるのでしょうか、今回の熊本地震による避難所設置に関し多くの指摘があったのは、女性に配慮し女性の利便性が十分に考慮されなかったこと。またその余裕がなかったことです。篠山市の避難所対応に女性用更衣室や授乳室、また女性の洗濯干し場の設置等を組み入れることを提案し対応を伺います。

 

地区避難所の設定促進を

地区避難所は、自治会単位の比較的小規模な単位で設置する避難所で、開設・運営は自治会等が行うとあり、自治会等にある公民館等に設定するものとし、市は自治会等に対して設定を働きかけるとあります。

この避難所は重要な役割を持ち、今回の熊本地震のように指定避難所に収容しきれない多数の避難者の受け入れや、自宅近くで避難したい方への対応、また気心の知れた人達の中での避難を望む方へは、良き避難所であると考えます。

私の自治会でも、防災マップによれば唯一残るであろう公民館を地区避難所にしようと考えています。しかし問題点も多くあります。昭和56年建築であり耐震機能はどうか、バリアフリー化や毛布や水、そして食料の貯蔵はどうするのか、費用負担はどの程度かかるのか、

自分の命は自分で守る、自分達の避難所は自分達で確保する。多くの市民・多くの自治会はそのように考えておられると思いますが、そのためには、行政からの働きかけと、しっかりとした支援が必要と考えますが、地区避難所に対しどのように考えられるかを伺います。

 

仮設住宅用地確保について

地震は必ず来ます。御所谷断層帯を震源とした震度6強の地震による市内物的被害は、揺れによる全倒壊425棟、液状化による全倒壊数46棟、火災による焼失棟数1棟、計472棟もの住宅が失われるとあります。一日も早い個人住宅再建への取組みを支援する必要があると共に、応急仮設住宅対策が必要となります。自宅に居住できなくなった被災者に対して、居住の安定と生活再建の場を確保する必要があるのです。

今回の熊本地震において、仮設住宅を整備する必要となった自治体の半分近くが、あらかじめ建設候補地を決めていなく、候補地選びに時間がかかり、その分、完成が遅れるとのことである。

東日本大震災を踏まえ、国が全国の自治体に仮設住宅建設候補地を決めておくように促したが、意識が低く準備が足りなかったとのことであります。

篠山市の地域防災計画でも、市はあらかじめ応急仮設住宅の建設用地を量的に選定・確保し、候補地リストの作成に努めるとありますが、どの程度の仮設住宅建設を目途に、現在どの程度の用地確保が出来ているのか、又いつ頃を目途に候補地リストを作成できるのかを伺います。

 

罹災証明発行能力の向上を

熊本地震対応の大きな課題の1つに、罹災証明書の発行遅れがあります。1ヶ月がたちやっと仮設住宅建設が始まり、2ヶ月たってやっと入居が始まりました。県による民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」や、県営住宅の無償提供なども進んでいるが、入居の前提となる罹災証明書の発行が遅れていると何度も報道されています。熊本県の集計では、1ヶ月を過ぎた時点での交付率は29.7%にとどまっていました。

地震による建物被害が想定以上に多くあり、住宅の被害調査が進んでいないのが主な要因と言われ、罹災証明書の発行が追い付いていません。罹災証明は災害救助法による各種施策や市税の減免、損害保険等の請求、義援金の受け取り等を実施するにあたって必要とされるもので、生活再建の第一歩を踏み出すために必要な証明であります。

篠山市の場合、建築技術関係職員を中心とした調査員を確保し、第一次調査は、原則として災害の発生した日から起算して30日以内に完了するものとする。とあります。被害調査が出来る市職員は何人確保できているのか、又調査員を増やす職員教育を実施すべきではないかを伺います。

兵庫県や近隣市町及び民間団体への協力を要請するとありますが、やはり頼りになるのは自前の職員であります。すみやかに罹災証明が出せるように、職員育成や体制整備に努めることを求めます。

 

 

 

 

 

 

続きまして質問事項2

「にしきシャクナゲまつり継続への支援を」に移ります。

 

37回にしきシャクナゲまつりが、平成28年4月23()24()に黒豆の館において開催されました。

天候にも恵まれ、特に24()は多くの来客者がありバザーにおける予定量が昼過ぎには完売する盛況でありました。竹の子やワラビも人気があり、購入を目的に毎年シャクナゲまつりに来場される方もいらっしゃいます。

特に今年目についたのが、チラシの裏面の西紀みどころMAPに記載された各所を、ゆっくりと回るカメラを抱えた方々であります。

日本遺産のまち篠山の、日本遺産のまち西紀において、ゆっくり時間と自然と景観を楽しんでいただくことの出来る“青空に小鳥うたうシャクナゲのまち”の中心的な催しと考えています。

しかしながら、第37回を数えたにしきシャクナゲまつり、主催である実行委員会の中心であるシャクナゲを育てる会の皆様も、高齢化が進み企画・運営がきびしい状況になっております。

あと1年、今年1年、何とか第40回までと頑張ってこられましたが、新しい会員が増えないなか、今の状況ではいつまで中心的役割を果たしていただけるかわかりません。シャクナゲを育てる会の皆様の負担を軽減する支援がなければ、シャクナゲまつりの存続はないと感じています。

西紀地区の魅力を高めている“にしきシャクナゲまつり”存続に向けての市長のお考えを伺います。

それとともに、シャクナゲ公園の管理が必要と考えます。草刈りには年2回入っていただいておりますが、高木化した樹木の思い切った伐採、茂りすぎた藤棚の枝きり、破れたフェンスの修復等、シャクナゲを育てる会の皆様や地元ボランティアの奉仕作業では、手に負えない作業や工事は、公園設置管理部署での務めと考えます。

“青空に小鳥うたうシャクナゲのまち”西紀地区のシンボルとして、シャクナゲ公園をいつまでも美しく残したい。市長のお考えをお伺い致します。

 

以上、この場での質問を終わります。