平成266月議会 一般質問

 

 

 議席番号16番、森本でございます。

議長のお許しを得まして、通告に基づき市長にお伺いするとともに、ご提案申し上げます。

 

 

 

1問目は「老人クラブを救え」高齢者福祉充実の取り組みの一環としてお伺い致します。

 

 平成26年度市政執行方針には、高齢者の方の社会参加や生きがいづくりの促進を諮るため、高齢者大学の開設や老人クラブの活動を支援しますとあります。

 平成263月末現在、篠山市の年齢別人口統計表によると、総人口43,611人であり、そのうち老人クラブ入会該当者にあたる65才以上は、男性5,484人、女性7,595人、合計13,079人となっております。

 篠山市内には、かつて130前後の老人クラブがありましたが、平成26年度総会が行われたクラブは108クラブとなり、8.000人近くあった会員数は、現在6,150人程度と激減しており、今後もさらに減少する傾向にあり、クラブの休会や解散そして退会者が増加することが懸念されています。

 老人クラブは、社会の少子高齢化が進むなかで、増加する高齢者の皆様が、自主的に自らが活力を持って、地域社会に貢献することを目的に活動いただいている組織であります。

 自らの健康づくりや介護予防活動を最重点に取り組み、支援を必要とする高齢者の閉じこもりや、孤立を防ぐ友愛活動や世代間交流、消費者被害防止などの地域での支え合い活動、また子育て支援や環境保全活動にも積極的に取り組んでいただき、私たちの住んでいる地域を安心・安全なまちに、人間的なまちにするため、また市政発展にも大きく寄与いただいていると考えます。

「人生80年」「人生90年」には、長い高齢期があります。そして、その長い高齢期には、まだ元気で働ける時期、生涯学習を楽しむ時期、社会貢献に励む時期、そして周囲の人と心の通う温かい人間関係に、安らぐ時期などがあると思います。

人間は1人では生きられません。地域に住む私たちが心を寄せ合って、高齢期を支え合い、温かい人間関係に安らごうとする時、なくしてはならない場所となっているのが老人クラブであり、老人クラブは生きがいの大切な拠点としての役割を荷っていただいております。

地域の人口が減り、勤労世代が多忙をきわめ、地域力が減退するなか、地域の高齢者を守っていただくのは、地域の元気な高齢者の集い、老人クラブに頼らざるを得ません。

しかしながら、今の老人クラブを取り巻く状況から推察すれば、活動の低下や組織そのものの存続が危ぶまれます。

 

 行政の行うべき重要な業務を担っていただいております、老人クラブの活動の現状認識と、市政執行方針に基づく積極的支援の必要性と具現化、また老人クラブリーダーの人材育成に努めるべきと考え、酒井市長のお考えをお伺い致します。

 

 

 

 

 

 

 続きまして質問事項2

「山の芋グリーンカーテンの全国展開を」について、市長にお伺い致します。

 

「山の芋」は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草であり、丹波篠山の「山の芋」は、丹波黒大豆と並び、農都篠山の誇るべき特産物であります。

「山の芋」が篠山で作られ初めたのは、江戸時代初めだといわれており、大凶作の年には、米を食べられない農民が「山の芋」を食べて飢えを凌いだとされています。

大昔には湖の底だったと言われるこの篠山盆地の土は、粘土質で栄養分を豊富に含み、「山の芋」の栽培に適しており、昼夜の気温差が大きく、しっとりと霧が発生しやすい気候条件も、美味しい山の芋を育む絶好の要素となっています。

その特産「山の芋」を使った「山の芋グリーンカーテン」は、全国初のグリーンカーテンであり、全国に世界に誇るものと考えます。

グリーンカーテンとは、つる性の植物をネットに這わせて、夏場日の射すところに立てかけてカーテンを作り、日射を遮るものであります。ベランダや壁への日射を遮ることにより、放射熱も抑えられ、部屋の温度上昇を防ぎ、冷房に関わる省エネやエコ効果も大いにあり、全国的に大きな広がりを見せております。

特に東日本大震災後の電力不足に対応するための、国民的な関心事となり、都市部においても公共機関を中心に、各地で見受けられるようになりました。

その多くは、朝顔やゴーヤ、またヘチマであり、「山の芋のグリーンカーテン」の利用は、小中学校を中心とした、篠山市内にとどまっています。

丹波篠山を代表する特産、「山の芋」でありますが、伝統的な手作業中心の労力がかかる栽培法と、技術と経験が必要であると共に、重量作物であり、栽培が敬遠され、100ha前後あった栽培面積は、高齢化に伴う作り手の減少とあいまって、半減しようとしています。

その上に、山の芋は高価で調理がしにくいとのイメージがあり、身近な食材で無くなりつつあります。行政の担当部署とJAは、特産維持と生産量確保に向け「山の芋スクール」を始め、多くの取り組みに努力頂いておりますことに、一栽培農家としても敬意と感謝いたします。

しかし、一気に栽培面積が増えることは考えられず、長期的に考え、「山の芋」に対する生産者の誇りの熟成と所得の増加に向け、イメージの高揚による消費拡大を目指し、「山の芋のグリーンカーテン」の全国展開を考えてはいかがでしょうか。

 都市部の公共施設やおしゃれなショピングビル、そして戸建ての住宅やマンションに、青々と茂る「山の芋のグリーンカーテン」を想像してみれば、わくわくとしてきます。

市独自で全国展開を目指すのが困難であれば、関係機関や大手ホームセンターとの連携を考えましょう。見て美しく、涼しくて、美味しくて、楽しいエコ「山の芋のグリーンカーテン」は、多くの人から高い評価をいただくことを確信しております。

 また、ウイルスフリーの山の芋を作り出し、それを使った「山の芋のグリーンカーテン」普及に中心的取り組みをいただいており、平成234月に農業高校として再出発し、農業の持つ教育力(生命を大切にする心や忍耐、協力する心、たくましい身体をつくる等)で、生徒の頭と心と体を耕し、将来の地域を担う人材育成に熱心に取り組んでいただいている、兵庫県立篠山東雲高等学校の支援にもつながると考え、酒井市長のお考えをお伺い致します。