平成2412月議会  一般質問

議席番号2番 森本富夫でございます。

議長のお許しを得まして、通告に基づき、市長・教育長にお伺いすると共に、ご提案申し上げます。

 

 

質問事項1点目は、「野生鳥獣等に給餌を禁止する取り組みを」であります。

篠山が誇る美しい山々の紅葉も終り、季節は初冬を向かえました。それと共に、シベリアや中国北東部から、日本へと渡り鳥の飛来の季節を迎えました。見て廻りますと、何種類もの水鳥達が水面に浮かぶ姿を確認することが出来ました。以前なら冬の季語や、風物詩であった美しい鳥たちは、歓迎の的でありました。

しかし、ウィルス研究が進むにつれ、野生の水禽類(アヒルなどのカモ類)を自然宿主として存在している、鳥インフルエンザウィルスを、渡り鳥の水鳥たちが、世界にそして日本に流行を広めていると言われ、若鳥では、20%以上の感染が見出されることもあると言われています。

“鳥インフルエンザ”よく耳にします。日本でも毎年何件か発生し行政を中心としての、徹底した防疫が報道されます。しかしその脅威を、私も含め一般の市民の皆様は、どの程度理解いただいているのでしょうか。

ニワトリ等の家禽類に感染すると、非常に高い病原性をもたらすものがあり、そのタイプを「高病原性鳥インフルエンザ」と呼びます。養鶏産業の脅威となっているのはこのウィルスであり、感染した鳥の75%以上が死ぬとみられております。

高病原性というのは、あくまで鳥を基準に決められたもので、人間に感染することは少なく、感染しても発症する事例は少ないと言われているが、鳥から人間にうつることは事実であり、世界中では毎年死者が出ています。そして恐いのは、何らかの過程で変異して生まれる、人間を対象にした新型高病原性インフルエンザの発生であり、危険性は非常に高いと指摘されている。一度発生すると爆発的感染(パンデミック)の可能性があります。

過去には、第一次大戦末期のスペイン風邪の大流行により、全世界で約5,000万人も死者を出しており、再び世界的な大流行を起こした場合、最大で5億人が死亡すると試算されています。

どうしたら鳥インフルエンザから人への感染を防げるか、簡単で誰でも出来ること、それは、野鳥に近づかないことであります。鳥ウィルスと出合う機会を持たない。そのことが1番の予防であると言われております。野鳥に近づくのはもちろんのこと、広場等にエサをまいたりして、人間の生活圏に野鳥を入れることも、危険行為であるのです。

近年、日本で発生した事例を見てみると、発生地点周辺のニワトリ等を、直ちに全て淘汰すると共に、地区内への出入り車両の消毒等の実施がなされ、関係者及び地域に大きな影響を及ぼすと共に、風評被害により、世界の篠山の観光面、また農都篠山で生産した特産販売に、大きな打撃を受けることは確実であります。

水鳥たちが、自由に飛来してくることは自然でありますが、餌付けして呼び寄せること、また人馴れさせ、人間を恐れなくなり人間に近づくことは、決して自然ではなく、愛護でもなく、今の時代においては、人間を対象にした新型高病原性インフルエンザの発生の危険性を高める行為であり、決してすべきことではなく、条例を持ってでも社会的に禁止すべきことであると考えます。

 

 

 

併せて今、篠山小学校区において大きな問題となっている、野生(野良)猫への給餌問題への対応についてお伺いいたします。

誰もが触れたくない問題と聞きますが、議会報告会での要望事項としてもご提言いただき、あえてご質問いたします。

豊かな自然、歴史の文化が薫る世界の篠山にあこがれ、この篠山に住まいを持っていただいた皆様から、失望の声を伺います。城下町に住居を持てた喜びもつかの間、野良猫の多さに驚いたとのこと、

早朝の散策時においては、人より猫の方が多いとのこと。

そして、その猫たちに対し、広い範囲で給餌がされているため、さらに増え続けている状況であり、新築敷地内に、出来る限りに確保した緑地や花壇への野良猫の排泄物の多さ、それによる臭いのきつさのため、中庭に面した窓を開けられないとのことであります。

自治会長様を始め、地域の皆様からの問い合わせや要望に対して、担当課としての明確な解決策が出せていないのが現状であります。

日本でペットを飼育する者は、動物の虐待の防止や公衆衛生の観点から、「動物の愛護及び管理に関する法律」などの法令により、定められた義務を負うものでありあります。「ペットを飼育」とは、動物等をモノや所有物のように見なす概念であり、占有することを前提としております。

占有しない動物等に責任を持たずに給餌することは、近隣や周囲の人々に迷惑を及ぼし、ペットそのものにも害を及ぼすのです。自宅以外での給餌を自粛していただく、まちのイメージ確保のためにも、行政からのしっかりとした対応を求めるものである。

 

 

 

次に、山裾に放置され、野生鳥獣を誘引していると言われる利用されていない果樹等の問題であります。

 シカによる農作物被害を防ぐため、市内全域に防護柵の設置を進め、今年度実施予定を含めると約2劼寮瀉屬鮟え、多くの農家に安心を与えております。しかし、今度は、サルによる農作物被害を防ぐことへの願いがあがることとなり、今年度より3ヵ年を掛けて、サル電気柵の施材費補助が始まりました。担当部署の皆様のご努力と市長のご理解に敬意を表します。

公費を掛けてのサル電気柵設置のすぐ近くで、収穫しない、収穫できないカキやクリを目当てに、サルを始めとした野生動物がやって来ます。まさに知らぬ間の餌付けであります。収穫されずに放置された果樹等の処分を、何らかの方策により実施することが必要と考えます。

 野生の鳥獣等は、野生・自然に生きてこそが自然、人間が直接・間接に関わることはやめるべきであると考え、以上3点を対し

市長のお考え及び施策についてお伺いします。

 

 

質問事項2点目、「駅伝のまち“ささやま”を」に入ります。

平成241111日(日)男子第67回・女子第29回兵庫県高校駅伝大会が、大正ロマン館前を出発点とし豊かな紅葉の中、多くのボランティアの皆様のご協力、そして沿道の多くの皆様のご声援を受け開催されました。

私もスタート地点に応援に行きました。あいにくの雨ではありましたが、それに負けない若い皆様のさわやかな頑張りに、大きな感動を受けたところであります。しかし残念なことに、市内からの出場校が無く、寂しい思いを致しました。そのことは、会場におられた市民の皆様、沿道で声援をいただいた皆様、そして市内関係者の皆様も同じ思いではなかったでしょうか。

過去においては、市内高校も早く強く、毎年の常連校であった時期もありましたが、最近は成績を残せずにおります。成績については、男子は西脇工業高校が2連覇、女子は須磨学園が19連覇を達成しました。男女の優勝校は、1223日に京都市内で行われる全国高校駅伝に出場いたします。両校とも全国優勝の有力候補であり、兵庫県の駅伝は、全国でもレベルが高いと言われております。

隣町にある西脇工業高校駅伝の生みの親、蔦監督の講演を聞いたことがあります。学校が荒れ、授業が成り立たず、学力も低下してしまい、多くの生徒は、自信や希望が持てなくなってしまった時期があったとのことです。生徒11人を口説き、自信を持たすため、また夢中にさせることを願い、駅伝を始めたとのことでありました。その様な西脇工業高校ですが、今では全国から駅伝をやりたくて、多くの生徒が集まるとのことであります。

駅伝競走とは、数人が長距離をリレー形式で走り、そのタイムを競う陸上競技であり、タスキを次へと渡すチーム競技であります。約90年の歴史を持つ日本生まれの競技であり、世界に広がりつつあります。

篠山市内には、駅伝の指導者として優れた先生方も多くいらっしゃいます。西脇工業や須磨学園との関係をお持ちの方もいらっしゃいます。その皆様方のお力をお借りして、市内小中学生を指導強化すれば、全国で活躍できる子供たちを多く見出せると確信いたします。事実、篠山からは、モスクワオリンピック出場予定であった森口達也氏、そして各種大会に入賞された小嶋兄弟等、多くの逸材を生んでおります。

タスキを渡す駅伝は、特別な競技場が要りません。誰にも可能性があると共に、タスキ(絆)による仲間作りを通じての、生徒指導にも大きな役割を果たしてくれると思います。

1年を通じて気をつけていると、篠山に走りにこられている高校生を多く見受けられます。子供が来れば親は必ず来られます。西脇市が行っている新人戦的な駅伝大会には、全国から男女計100校以上の登録があり、宿泊施設が確保できない程の盛況であると伺います。駅伝のまち“ささやま”は、新たな地域資源にもなると確信いたします。篠山には公認コースがあり、1万人規模のフルマラソン、ABCマラソンの歴史があるのです。

駅伝の指導強化、それを篠山のまちづくりに生かしたいと考え、市長・教育長のお考え及び施策についてお伺い致します。