一般質問 平成18年3月

議席番号1番、森本富夫でございます。

 

 議長のお許しを得まして、通告に基づき市長に2点あまり、ご質問とご提案を申し上げます。

 

 なお、第47回篠山市議会定例会、一般質問のとりを勤めさせていただきます。先輩議員の皆様には、今しばらくお付き合い下さいますよう、お願い申し上げます。

 

  私、篠山市議会議員を志した大きな目的は、篠山の元気を守りたい、篠山の農業を守りたい、篠山の環境を守りたいことであり、その目的達成のため、日常生活に根ざした質問・提案してまいりました。

 

 

 

  今回は地域の元気を守りたく、少子化の大きな要因の一つである未婚や晩婚対策、結婚支援に対しまして、市長にご質問いたします。

 

  日本は人口減少社会に入り、篠山市の人口も、平成18年2月末では46,954人と、47,000人を割ってしまいました。

今後とも人口減少が進行するものと思われます。ちなみに平成174月から、18年2月末までの人口減少は、272名となっております。

 人口減少は、出生数を死亡数が上回る『自然減』と、転入よりも転出の数が多くなる『社会減』から引き起こされています。

「社会減」の改善に関しましては、18年度“企業振興課”を設置し、積極的に取り組まれますこと、期待と敬意を表すると共に、一緒になって汗を出し、若者定着に向け取り組んでまいりたく思っております。

「自然減」に関しましては、平成18年度2月末までの出生者264名、死亡者497名、その差233名が自然減となっており、まさに深刻な少子化を、示していると言わざるを得ません。少子化とは「人口を一定に保つために必要な出生力を、現在の出生力が継続的に下回っている状態」をさし、近年では女性が平均して2人強の出生があれば、人口を維持できるとされていますが、現実はそれに程遠く、2003年度では全国で1.29 篠山市では1.17と、戦後最低を更新し続けております。

  人口が減り始めた篠山市、出生率の改善に努めなければ、どんどん加速度的に人口が減っていくことが危惧されます。

 

 篠山市の合計特殊出生率が、なぜ下がり続けるのかを考えてみれば、一つは、既婚者や出産可能年齢にある女性達の人口の減少、二つ目には、結婚した夫婦の出産抑制などの出生行動の変化、三つ目には、晩婚化や非婚化といった結婚動向の変化が考えられます。

  三つめの、晩婚化や非婚化といった結婚動向の変化について、自分の身の回りで見てみますと、怖くなる現実に気づきます。未婚の女性がおられません、それどころか市内周辺地域では、出産可能年齢にある女性そのものが少なくなられ、少子化の大きな波に、飲み込まれてしまっています。

 

 そのような状況の中では、家業(農林業や中小の小売製造業等)や家督を継ぐ男性たちにとって、結婚を望んでも配偶者を得難い状況となっております。議員の皆様も行政執行者の皆様も、自分の住む自治会等を思い浮かべて下さい。未婚の男性がいかに多いことか、30歳代・40歳代と巾広く、農村男性の未婚の現状がそこにあります。農村地域でも、過疎地や周辺地域にいけばさらに深刻であり、50歳を超えた独身者も、かなりいらっしゃいます。配偶者が無ければ、当然子供もいらっしゃいません。子育て支援どころではなく、相続者が無ければ家が途絶えます。近い将来、転出の社会減も含め、農業地域の集落は、維持していけるのでしょうか、地域の元気は維持していけるのでしょうか?

 

 長男であり、農業等の家業を継ぐ、親の面倒を見るという意味での跡取りで、農村に残っている品行方正な多くの男性が、一人で人生を過ごされております。そのような過酷で残念なことを、見過ごしてもいいのでしょうか、以上のような状況を考えますとき、行政・自治体は少子化問題に、もっと危機感を持って取り組まなければならず、結婚支援も今の行政の大きな課題であり、重要な福祉事業でもあり、住民の切実な願いでもあると思います。“嫁さんを世話してください”年老いたご両親の切実なご依頼を、皆様方も受けられたことがあると思います。結婚支援、それは過疎対策の面でも取り組むべき重要課題と考えます。

 

 なぜ婚期を逃すのか、相手が少なく、出会いの場が少ない、そして以前に比べて結婚に対する世間のこだわりや圧力が弱まると共に、周囲からの見合いの紹介等も、減少していることなどから、状況はさらに深刻化すると思われます。

 今まさに少子化対策・後継者対策として、結婚支援に積極的に取り組みをはじめる時です。篠山市でも若干の予算が計上されており、ボランティアグループによる、アイディア一杯の出会いの場づくりが計画され、今までに何組かのゴールインがあったとの、うれしいお話を聞かせていただいておりますが、交流会の実施だけに留まらず、年間を通じた事業活動を展開していただきたい。

 

具体的には

結婚相談員の設置:ボランティアの結婚相談員を募集し、委嘱して結婚相談に応じながら、意見や情報を収集・提供に努めてもらう。昔の世話付きのおじさん、おばさんの復活であります。

仲人報奨金の支給:結婚相談員が仲人に成功した場合に支給します

結婚祝い金制度の新設:結婚が成立した夫婦に地元に住んでもらいます。

旅行やパーティなど、結婚適齢者の出会いの場の提供に努める。

交際術講座や結婚講習会の開催

 

等、年間通じたいろいろな支援策が考えられると思います。

 

  幸いに兵庫県におきましても、平成18年度(仮称)ひょうご出会いサポート事業を立ち上げ、晩婚化・未婚化の進行に対する取り組みとして、未来の親づくりへの支援の観点から、男女の新たな出会いづくりを支援する事業が、始まると聞いております。

 

  市長のお考えや篠山市でのお取り組みについて、お伺いいたします。

 

 

 

 

 

 

 続きまして人権センターについて質問いたします。

 

  現在人権推進部は西紀支所2階に事務所を構え、課長が人権センターの所長を勤められております。西紀支所を人権教育の拠点にして行こうとの方針と、公有スペースの有効活用を兼ね、西紀支所には人権教育に係る各種団体が事務所を置き、人権が尊重されるまちづくりを目指し、積極的な取り組みがなされております。

  そのような各種団体の連絡調整を図りながら、篠山市の統一的な方向性と、効果的で広域的学習方策や啓蒙活動の推進に努めるのが、人権センターと認識しております。

 

 西紀支所には、この4月よりJAが入り、12階の西半分をJAが使われます。 その機会に、西紀地区住民の長年の懸案でありました、支所庁舎23階の利用に関し、一定の配慮をいただきましたこと、あらためて感謝いたします。

 

 JAが入ってくるからではないでしょうが、4月の機構改革により人権推進部につきましては、西紀支所の庁舎から、本庁第二庁舎へ移動すると、ご報告をいただいておりますが、市長の市政執行方針によりますと、西紀支所に市民活動の拠点となる、人権センターを配置することとなっておりますが、新たに設置される人権センターとは、どのような形や機能をお考えなのか。

 21世紀は人権の世紀といわれております。同和問題・女性の人権・子供の人権、高齢者の人権・障害のある人の人権・在住外国人市民の人権等々、全ての人の人権が尊重されるよう、家庭や学校・職場・地域社会など、あらゆる場所で、人権啓発を進めるための場としての人権センターであるべきであると考えます。

 市長のお考えをお伺いいたします。

 

 

 

 

 

 

最後にフィフティについて質問いたします。

 

  皆様フィフティを、すぐに分かっていただけましたでしょうか、フィフティとは篠山市男女共同参画センターの愛称であり、人権センターと同じく、西紀支所2階人権推進部内にあります。

篠山市男女共同参画プラン」に基づき、男女平等・男女共同参画社会推進のための、拠点施設として、平成15年に設置されたもので、歴代篠山市女性委員会の皆様の、長年の強い要望が実ったものであります。

 

 今回、人権推進部の本庁第二庁舎への移動に伴い、フィフティも本庁第二庁舎へ移動するものと認識しており、移転に伴う要望書も出ていると聞き及んでおります。

4月以後、篠山市男女共同参画センターは、どの場所で、どのような形で設置されるのか、また、今までの施設機能は継続されるのか、事業内容や機能の継続発展については、どのようにお考えなのか、さらに今まで出来ていなかった事業内容の充実と、活発な展開について、市長のお考えをお伺いし、質問を終わります。