一般質問 平成19年9月

議席番号5番、森本富夫でございます。

 

議長のお許しを得まして、通告にもとづき市長・教育長にお伺いし、ご提案申し上げます。

 

なお一問目の質問内容につきましては、先ほどの植村議員の内容と類似しており、心強くした反面、ショックを受けましたが、最後までしっかりと努めますので、よろしくお願い申し上げます。

 

 「篠山再生・必ずやります」 酒井市長の一番の公約のもと、財政健全化に向けた取り組みが始まりました。市長の諮問を受けた篠山再生市民会議においても、熱心な討議が交わされており、今後の取り組みに期待するところであります。

 しかしながら篠山再生は、篠山再生市民会議の答申のみで出来るものではないと考えます。全市民が英知を出し、汗を出し、行政に参画し、協働の取り組みを進めてこそ、実現できるものであり、次の世代に負の遺産を残さないよう、私たち議員も今まで以上に市民との意識の共有に努め、積極的な取り組みが期待されております。

 そこで今回、私は

 

機ナ篏金・委託金等の検討を提案いたします

 18年度篠山市補助事業一覧によりますと、243件、金額852,452,241円が補助金として、補助されています。それ以外にも施設や公園等の管理委託費や業務委託の人件費補助等、多くの部署・分野にわたっており、18年度予算書から調べようとしましたが、総額は私には把握できません。当然国費・県費の財源裏付けがあるものも多くありますが、件数の多くは篠山市単独の補助金と理解しています。

 私は補助金等をいったん廃止した上で、改めて補助金を欲しいという団体を公募し、応募のあったものを市民による検討会(仮称、補助金検討委員会)で審査し、その結果に基づいて全て新しい補助金として、スタートすべきと考えます。さらに補助が決まった団体も3年程度を限度として、再び白紙に戻して見直す制度制定を提案いたします。そして結果的に、補助金総額の削減に結びつけば、幸いであります。

 それによる狙いや効果の一つは、既得権をなくすことです。補助金の中には合併前旧町時代に交付が始まり、交付が始まった頃とずいぶん時代の状況が変化し、補助の必要が低下しているものの、既得権が物を言いほとんどそのまま継続されてきたものもあるのではないでしょうか。

 また一方では、新しい時代の要請で始まった新しい市民活動、たとえば新しいイベントやNPO活動、まちづくり活動の中には、積極的に支援すべき団体も多くあるように思われますが、そのような団体から新規に補助金の要請があっても、残念ながら「予算が無い」ということで、断るしかないのが実情ではないでしょうか。これらを全て同じスタートラインで審査いたしましょう。

 私が議員になってからも、補助金の10%一律カットの実施や篠山再生会議においても、補助金カットが議題となっております。一律カットは「みなが同じように削られるのだから、我慢してください」と説明はしやすく、財政上の一定の効果はありますが、活動内容の精査が行われないため、本当に必要なところに、適切に補助金を出すという本来の姿には、近づかないと考えます。

 重要なことは、一切の聖域・例外を設けないこと。再度の見直しを行い、新たな既得権にしないこと。審査結果をしっかりと申請者に説明し、自立に向けての活動支援を行うこと。そして最も大切なことは、審査には市民に参画してもらうことです。それにより補助金に対する市民と行政の関係が、変わっていくのではないでしょうか、市民は「少しでも多く行政から補助金をもらいたい」と考え、行政は「お金が無い、お金が無い」と予防線を張るとともに、「補助をしている」として団体を使おうとする。そのような関係ではなく、限られた財源(税金)を補助金として、どのように使えば市民生活の向上につながるのか、より良いまちづくりにつながるのか、行政と市民、あるいは市民同士で議論し合える関係を、築いていきたく思います。

 篠山再生元年、審査等には労力を要しますが、補助金・委託金をいったん全廃し、見直しゼロから始めることを提案いたします。

 

 

 

 続きまして、

供学校図書館図書の整備充実について質問いたします。

 図書館は全ての人々に、本を読む楽しみ知る喜びを豊かに与えてくれ、知る自由学ぶ権利を保障し、暮らしの中で感じた疑問や、学習などの情報を提供し生きる力を支えてくれます。さらに学校図書館は、生徒にとって役に立つ図書館でなければならず、「今・読みたい」を応援し、「今・知りたい」を支援しながら読書活動を通じて、子供たちの人間形成や情操を育む場として、全ての教科学習に関わり、子供たちの教養を高めくつろぎや楽しみを与え、学校生活の中で落ち着いて自発的に読書を楽しむ機能を、備えていなければならないと考えます。

 教育長から示されています、平成19年度教育方針には、学校教育の「学力の向上に向けて」の取り組みの1つに、朝の会や終わりの会などに設定している「読書タイム」の成果とともに、この取り組みの継続、読書活動の活性化・更なる読書意欲の喚起に努めるとあります。 また“篠山の教育”の中でも、読書活動の推進とし「読書タイム」を充実させると共に、学校図書館の活用をはかり、子供たちに読書習慣を身につけさせるとあります。 私も初々しい少年時代に、自慢するほど本を読んだわけではありませんが、虫の詩人・ファーブルの昆虫記や、狼王ロボをはじめ温かい目を通して、野生動物と人間の共存をうたったシートン動物記に夢中になった思い出があり、今日の私の人間形成にも、多いに影響を与えていると思います。「読書タイム」への取り組みは、保護者からも評価を得ており、今後の更なる充実に期待するところであります。

 しかしながら、現在の小中学校図書館の蔵書数や、蔵書内容は、それに応じられているのでしょうか。私はオープンスクールを利用し、出来るだけ多くの学校を訪ねました。また今回のこの一般質問をするにあたり、何校かの図書館・図書スペースを見てきましたが、満足する学校はありませんでした。全てとは言いませんが、「読書タイム」に読みたいと思う本がない。学習内容について調べたいけれども、新しい百科辞典がない、残念ではありますが、それが現実ではないでしょうか。 市内小中学校の図書館の現状は、学校図書館図書標準と比べ、どのような状況なのか示していただきたい。

 少子高齢化が進む中、未来を託す子供たちに、文部科学省においては、平成14年度からの5カ年、さらに平成19〜23年度において、新たな「学校図書館図書整備5カ年計画」が立てられ、学校図書館図書標準達成に向け、地方交付税措置されております。

 

 豊かな情操教育の推進、また基礎学力向上の上からも、学校図書館図書整備が必要と考え、篠山市における学校図書館図書整備に関する教育長の考え方・方針を問い、この場での質問を終わります。