平成2412月議会 生活経済常任委員会 審査報告

                   NO,7

 

議案第80号・ハートピアセンターの指定管理者の指定について

議案第81号・篠山市滞在型市民農園ハートピア農園の指定管理者の指定について

 

 2番、生活経済常任委員会、委員長の森本でございます。

議案第80号・ハートピアセンターの指定管理者の指定について、議案第81号・篠山市滞在型市民農園ハートピア農園の指定管理者の指定についての、生活経済常任委員会審査の主な内容について一括してご報告致します。

 

  本議案につきましては、去る1127日の本会議において、当委員会に審査付託されたものであります。

 

ハートピアセンターは、「活力ある農業の振興及び都市との交流を図るため、農村総合管理施設及び農林水産物直売施設」として設置したものであり、また、篠山市滞在型市民農園ハートピア農園は、「豊かな自然に恵まれた田園を活用し、多様化する都市住民のニーズにこたえ、農業を通じてゆとりある余暇とやすらぎの空間を提供し、農村地域と交流を深める中で地域の活性化を促進させる施設」として設置したものであります。

両施設の設置目的を達成するためには、農業分野に精通し、施設利用者への支援が可能な団体であるとともに、市と連携した取り組みが見込める団体であることが望ましく、また両施設の一体的な管理方法を進めるため、公募によらず特定の者、市出資法人である有限会社グリーンファームささやまを、選定するものであります。

指定管理は平成25年41日から5年間とし、指定管理料はハートピアセンターが年間6,294,000円、利用料金制の市民農園ハートピア農園においては、管理料の支払はありません

 

担当部署からの説明を受けた後、審議に入り

委員からの

・ハートピア農園においても、基金を造成しているのか

                      との質疑に対し

当局からは

・ハートピア農園の基金残高は5,816,299円となっている。平成23年度のハートピア農園の決算においては、収入額が約450万円(4,481,050円)に対し、通信費等の支出合計が約380万円(3,781,0500円)で、差し引いた70万円を基金として積み立ている。                                      

との答弁があり

 

委員からの

ハートピア農園については、農村都市交流を通じた地域活性化が目的であるが、長い者で11年、8年間滞在している方も複数あり、こうした状況をどのように捉えているのか。  

   との質疑に対し

当局からは

・期間については、当初は3年であったが現在は5年としている。5年間が終了した後、新規申込者を含め、公開抽選を行っている。その結果、偶然、連続当選され、長期間となっているケースがある。 

                 との答弁があり

 

委員からの

定住促進に繋げていくためにも、契約期間を満了したときは、再度の申し込みはできないことなど、入居者の更新を図る取り組みも検討すべきではないか。11年間、契約が続いている方については、この地域を気に入っていただき、継続されていると考えることから、例えば、ハートピア北条団地を紹介してみるのも一つの手法ではないか。

       との質疑に対し

当局からは

・継続的な利用については、指定管理者とも協議を行い、検討の上、方向性を出していきたい。また、定住促進や新規就農へのステップアップを意識した取り組みについては、農園利用者が新規に就農された例もある。

         との答弁があり

 

委員からの

・ハートピア農園について、建物の修繕状況及び今後の修繕予定は

                      との質疑に対し

当局からは

2年前に一部のボイラーを修繕するとともに、10棟全ての屋根を塗り替えた。現時点で修理の必要な箇所はない。

                   との答弁がありました。

 

 

 

以上、審議終了後、議員間討議を行いましたが、意見等はありませんでした。

 

 討論はなく、表決を行いました結果、議案第80号・議案第81号は、賛成全員で原案の通り可決するものと決定致しました。

 議員各位におかれましては、生活経済常任委員会の決定どおり、ご賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告と致します。