議席番号1番 森本富夫でございます。

 

 平成22年度篠山市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場から討論させていただきます。

 

 今回の補正予算(第4号)は、先ほど補正予算特別委員長の報告にありましたとおり、市民生活に直決した緊急を要するものばかりと認識しております。

 

 各項目の内容については、各分科会に別れ、熱心に精力的に審査いただきました。その審査内容の詳細は、各分科会座長よりご報告いただき、賛否の意向につきましても、政策総務・生活経済の委員長から、各分科会内においては、全員の賛成の意向が報告されたところであります。

 

 私が所属いたします文教厚生分科会では、予定時間を大きく延長し、さらに1日追加する熱心な審査を行いました結果、全員が賛成の意向を表し、閉会したところであります。

 

 分科会にて、最も多くの時間をかけ、審査しました味間認定こども園増築に関しましても、今後の園児数の動向、増築工事の内容や費用の明細、増築部分の使用方法や安全対策、住吉園・音羽園の有効活用の検討、平成23年度に向けての募集予定や、時間的余裕の有無等、まさに多方面から審査をいたしました。

 

 それに対して担当部署からは、追加資料の提出をはじめ、真摯に対応説明をいただき、十分に理解が深まると共に、市長に対し全体会にて、認定こども園に対する考え方や今後の方向性を問うこと、また担当部署へは、保護者説明やより良き運営に最善の努力を尽くすことを申し上げ、今回の補正予算に賛成することといたしました。

 

委員会全体会における市長総括質疑において、市長より、平成27年度以降としている幼保一元化構想の長期計画を、23年度から精力的に検討するとの回答を得られたこと、また担当部署においては、927日(月)に味間保育園・味間保育園おとわ園・すみよし園、3園の各保護者会の会長・役員さん17名との意見交換会を開催し、保護者の皆様の不安解消とご理解への説明に努め、保護者代表の皆様のご理解を得られたことは、文教厚生分科会の長時間の審査および決定が、決して無駄でなかったことを確信致しました。分科会審査は十分に尽くしました。

 

設計および増築には、それ相当の日数がかかります。また受け入れ準備にも時間がかかります。来年の4月からの通園を楽しみに、多くの子供たちが待っています。そのような状況のなか、昨年もように3月末になっても体制が整わないようなことになれば、まさに市政ならびに、幼児教育全般に対する信用の失墜につながります。そのような事とならないためにも、議員の皆様におかれましては、本補正予算にご賛同いただきますことをお願い申し上げると共に、保護者の皆様に不安を抱かせることなく、他市に誇れるような認定こども園の設置に向け、知恵をしぼり、全員のご協力をいただきますようお願い申し上げ、原案に賛成の討論といたします。